主に北米市場や欧州市場向けに展開されているコンパクトクロスオーバーSUV、JEEPレネゲード。アウトドア趣味の人に人気で、日本人にも愛用者は多いようですが、中には「買ってはいけない」と主張する声もあるようなんです。
今回はJEEPレネゲードについて、知っておくべき特徴を紹介します。
JEEPレネゲードを購入する際に懸念すべきポイントは?
JEEPレネゲードを買ってはいけないと主張する人はどういった根拠でそう言っているのでしょうか。レネゲードを購入する際に知っておくべき、懸念点を紹介していきますよ。
前輪と後輪の車軸間が長い
レネゲードには前輪と後輪の車軸間が長いという特徴があり、これが原因で内輪差が大きくなり小回りが効きづらいという懸念点があります。「小回りが効かなくて買って後悔した!」という声もありましたよ。
小回りが効かないと、街中などの狭い道での走行は不便になります。スーパーなどの駐車場でも運転しづらいと感じる場面が出てくるでしょう。
後部座席が窮屈
レネゲードは、後部座席が割と狭いデザインとなっており、長時間後部座席に座るとかなり窮屈に感じてしまう傾向にあるようです。特に家族や友人と、車を使って旅行に出かける場合は、長距離の車移動の際に後部座席の狭さがネックになりますね。
後部座席に荷物を乗せる分には問題がありません。購入の際には自身のライフスタイルとレネゲードの特徴が合っているかどうかを検討する必要があると言えるでしょう。
故障が多い傾向にある
レネゲードの口コミで多いのが「故障しやすい」というものです。とりわけ、エアコンのコンプレッサー(エアコンのガスを圧縮する機能)、オイルネーター(バッテリーに電気を供給する部品)の故障が多いという情報がありましたよ。新車で購入した場合は、5年ほどは安心して乗れるという声も。比較対象が国産車になった場合に、故障が多いという印象になるようです。故障を防ぐためには日々のメンテナンスも重要になります。
また、中古車のレネゲードを購入する際には故障の可能性が高いことをより強く意識する必要があるでしょう。
燃費が悪い
レネゲードの実燃費は10km/Lに届かないほどとなっています。国産車であれば同じサイズの車種でも10km代後半/Lのものが多くあり、国産車との比較ではレネゲードの燃費は悪いという他ないでしょう。
JEEPレネゲードの魅力は?
ここまで見たところ、割と欠点も目立つJEEPレネゲード。なのにどうして人気があるのでしょうか。
JEEPレネゲードの何よりの魅力は、走破性の高さ、オフロード性能の高さです。路面が荒れたような場所でも安定した走行が可能となっており、また車体自体は頑丈なのでそういった場面でも快適に走ることが出来ますよ。車軸間が長いのは、悪路での走破性をよくするためにそうなっているのですね。
デザイン性も高評価
車選びにおいて、デザイン性を重視する人も多くいることでしょう。その点、レネゲードは外見、内面とも高く評価されていますよ。レネゲードはインテリアが充実しているのが特徴で、エクステリアについても丸みを帯びたヘッドライトが可愛らしいデザインとして好評です。
車内の窮屈な点や燃費などについても、他の車種と比べるとウィークポイントとなってしまいがちですが、JEEPの同系統の車種の中ではかなり改善されてきており、「欠点も特に気にならなかった」という人も多くいます。乗り心地などについては、試乗などで実際に体験してみるのが確実ですね。
最後に
今回はJEEPのレネゲードについて、知っておくべき特徴や購入する際の懸念点を紹介しました。やはりレネゲードがおすすめなのは、オフロードもバンバン走るようなアウトドア趣味の人でしょうか。自身のニーズにあっているのであれば、決して「買ってはいけない」なんてことはありませんよ。