この記事では「仮想通貨はやめとけ」といわれる理由について解説します。昨今、資産形成や投資などに興味を示す人が増えてきており、その中の1つとして仮想通貨にも注目が集まっています。しかし、一部の人からは「仮想通貨はやめとけ」という意見があるそう。仮想通貨にはデメリットや危険性があるのでしょうか?気になる真相や将来性について調べてみました。
「仮想通貨はやめとけ」と言われる理由とは?
仮想通貨について「やめとけ」といわれる理由は、仮想通貨の特徴に関係しています。オンライン状の取引であり、また株式などと同様にリスクを伴う取引のため、安定志向の人や仮想通貨についてあまり知らない人からは「やめとけ」「怪しいよ」といわれることがあるのでしょう。具体的に仮想通貨がおすすめされない場合の理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
ギャンブルだというイメージがあるから
仮想通貨は、ギャンブルのようなものだというイメージがあります。中には、仮想通貨をして大損をしたという体験談もあり、仮想通貨に手を出すことはギャンブルと同じではないかと思う人がいるようです。仮想通貨は、投資してから数秒や数分で動きを変えるものなので、得をするか損をするかは未知の世界。しかし、中長期を狙って投資をするほどに、リスクは低くなる傾向にあります。短期的な投資の場合ギャンブル性が高いですが、数年、数十年というスパンで実施すればリスクを抑えられますよ。
素性を知られていないから
仮想通貨は、ここ数年で知名度を高めてきている投資ですが、実際にどういうものなのかはあまり知られていません。そのため「なんとなく危ない気がする」「怪しい」という印象が先行し、やめとけといわれることがあるようです。そして、なんとなくまわりの人が「やめとけ」と言うと「そうしたほうがいいのかな…」と思い始めてしまうこともあるかもしれません。周囲の意見ではなく、まずはご自身で仮想通貨について学び、理解することから始めましょう。
税金がかかるから
仮想通貨は、利益に税金がかかる仕組みになっています。しかも、最大税率は55%!株式やFXと比べると、仮想通貨は手元に残る利益がほとんどなくなってしまうリスクがあるのです。仮想通貨で得た利益は給与所得などと合算され、課税対象となります。利益の半分以上を税金で持って行かれるという理解から「仮想通貨はやめとけ」という意見が増えているのでしょう。しかし、実際に55%の税率になるには、所得が4,000万円を超えた場合なので、該当しなければ心配する必要はないでしょう。
【参考サイト:COINPOST】
ハッキングのリスクがあるから
仮想通貨はオンライン上の取引になるため、ハッキング被害に遭う可能性が高くなります。過去にもハッキングの事例は起こっており、仮想通貨を利用するユーザーには防ぎきれないトラブルの1つです。仮想通貨は「絶対に安全である」と保証されているものではないため、リスクを負いたくない人には不人気なのでしょう。しかし、日本国内の仮想通貨取引所は、ほとんど被害を受けていないことが分かっています。「GMOコイン」などはセキュリティ面で評判が良いですよ。
【参考サイト:GMO】
取引所が倒産する可能性があるから
仮想通貨を売買できる取引所には、大手であっても倒産するリスクがあります。大規模なハッキングにより倒産した取引所も存在しますので、利用者の意図に関係なく鳥非違が終了する可能性があるのです。しかし、国内取引所の場合は顧客資産が保護される仕組みになっているので、大損をすることは考えにくいそう。余剰資金の範囲内で運用する分には、そこまで不安視する必要はないでしょう。
【参考サイト:コインパートナー】
仮想通貨に向いている人・向いていない人
仮想通貨は、一部の人から「やめとけ」といわれる取引の1つです。仮想通貨に向いているのは、リスクをとっても資金を大きく増やしたい人でしょう。仮想通貨は、少なからずリスクを覚悟する必要があります。絶対に儲かるとも言い切れませんし、1円も損をしないと保証されているわけではありません。それでも将来の資金を増やす野望があれば、仮想通貨に挑戦してみても良いでしょう。逆に、値動きに対しストレスを感じてしまう人には向きません。実直に貯蓄として貯め続けたい人には、仮想通貨は負担になってしまうでしょう。
【参考サイト:コエテコ】
仮想通貨の将来性は?
仮想通貨に将来性はあるのでしょうか?昨今、さまざまな投資方法が注目されていますが、中でも仮想通貨に期待される将来性を調べてみました。実際に、仮想通貨の将来性を懸念する声は多く、不安視する人から「仮想通貨はやめとけ」という意見が聞かれています。では、具体的に懸念されている仮想通貨の将来性について、世間の心配事をまとめてみましょう。
暴落リスクは?
仮想通貨には、暴落リスクが含まれます。予期せぬ事態に見舞われ価格が急激に変動したり、価値が大幅に下落したりするリスクは、どの投資方法であっても共通して起こり得るものです。有名な仮想通貨を持っていたとしても、絶対に安全とは言い切れないことを覚悟しておく必要があります。しかし、実際には世界初の仮想通貨であるビットコインが2009年の「1BTC=1円以下」という価値から、2025年現在は「1BTC=約1,200万円台」という記録を残しており、今後も成長が見込まれる投資とされています。
【参考サイト:99BITCOINS】
環境への負荷が大きいって本当?
仮想通貨の将来性が懸念される理由の1つとしては、仮想通貨の運用の一部である「マイニング」という方法についての心配事です。マイニングによって日々の仮想通貨が生み出されていますが、マイニングには膨大な計算処理が必要。つまり、膨大な電力を要するのです。世界中でSDGsが推進される中で、仮想通貨における消費電力が大きすぎることが、将来性を懸念される要因の1つでしょう。今後は、マイニングに代わる仕組み作りに注目が集まりそうです。
【参考サイト:GMO】
まとめ
「仮想通貨はやめとけ」という意見について調査し、仮想通貨の将来性や向いている人、そうでない人の特徴をまとめました。仮想通貨に限らず、昨今注目されているさまざまな投資方法には、少なからずリスクが存在します。リスクを最小限に抑えながら投資する方法や、リスクを覚悟して長く続ける方法など、さまざまなやり方を選ぶことができます。仮想通貨に対する意見や印象は人それぞれですが、もし興味があれば、仮想通貨について理解することから始めてみてはいかがでしょうか。