競馬の最高峰のレースであるG1競走。このレースは競馬ファンならずとも注目度が高く、普段あまり馬券を買わない一般層でも馬券を買う人が多いです。ブックメーカー 競馬でもレースを予想することも可能です。今回はそんなG1 競馬について改めてどんなレースでどういった特徴があるのか解説していきます。
そもそもG1 競馬とは?
ウマ娘が流行ったこともあり競馬に対して親近感がわいた方もいるのではないでしょうか。G1レースは競馬の競走の中で国際的に最高の格付けです。日本で勝手に決めているのではなく、国際的に認められた最高峰のレースです。G1 競馬のGとはグレードのG(元々ヨーロッパで始まったものはグループのG)でグレードレースはG1、G2、G3まであります。G1レースには様々なカテゴリーがあり、賞金も高いため注目が集まるのです。
グレードレースの下にはどんなレースがある?
グレードレースは重賞とも呼ばれます。最高峰はG1ですが、重賞の下にも格の上からリステッド競走、オープン、3勝クラス、2勝クラス、1勝クラス、新馬・未勝利とあります。オープンまでは新馬・未勝利を勝ったら1勝クラス、それを勝ったら2勝クラスと基本的に1クラスずつ上がっていきますが、馬の年齢や重賞での獲得賞金によっても少し変わるというルールになっています。いずれにせよ重賞レースに出るだけでもなかなか大変なことだと言えるでしょう。
G1 競馬にはどんな馬でも出られる?
G1レースに出られる馬は限られています。出走するにはトライアルと呼ばれるレースに出走し一定の成績を残すか、獲得賞金の上位から順番に決定していきます。トライアルレースの多くはG1に次ぐグレードであるG2やG3であり、そのレースの上位馬です。獲得賞金の上位馬は当然実績のある馬です。つまり強い馬が集まるのがG1 競馬であり、ファンだけでなく馬主や調教師、騎手などのホースマンにとっても特別なレースなのです。
G1 競馬のレース一覧
ここからは日本の全G1 レースについて解説していきます。なお開催競馬場は競馬場の改修などで変わることもあります。
フェブラリーステークス
一年で最初のG1レースは東京競馬場ダート1600mで行われるフェブラリーステークスです。中央競馬で初のダートのG1レースでもあります。4歳以上の馬が出走できます。
高松宮記念
中京芝1200mのG1レースです。元々は夏の中距離重賞でした。4歳以上の馬が出走できます。
大阪杯
阪神芝2000mのG1で2016年までは春の天皇賞の前哨戦という位置づけのG2競走でした。4歳以上の馬が出走できます。
桜花賞
阪神芝1600mの3歳牝馬のG1レースです。3歳牝馬クラシックの一冠目です。
皐月賞
中山芝2000mの3歳馬のG1レースです。牡馬と牝馬どちらも出走できますが、牝馬は1週間前の桜花賞に向かうことが多いので、牡馬三冠クラシックの一冠目と呼ばれます。
天皇賞(春)
京都芝3200mで行われる、4歳以上が出走できるG1レースです。歴史がとても長く、八大競走の一つとされています。
NHKマイルカップ
東京芝1600mで行われる、3歳馬のG1レースです。元々はクラシックレースに参戦資格のなかった外国産馬が集まるレースでしたが、最近は外国産馬もクラシックに出られるようになったことにより、3歳馬のマイル王決定戦という位置づけになっています。
ヴィクトリアマイル
東京芝1600mで行われる、4歳以上の牝馬のG1レースです。
優駿牝馬(オークス)
東京芝2400mで行われる、3歳牝馬のG1レースです。牝馬クラシック二冠目であり、牝馬の最高峰のレースとも言えるでしょう。
東京優駿(日本ダービー)
東京芝2400mで行われる、3歳の牡馬と牝馬が出走できるG1レースです。クラシック二冠目であり、競馬の最高峰のレースとも言われ、全てのホースマンの憧れです。
安田記念
東京芝1600mで行われる、3歳以上の馬が出走できるG1レースです。春のマイル王決定戦という位置づけです。
宝塚記念
阪神芝2200mで行われる、3歳以上の馬が出走できるG1レースです。出走は賞金順の他にファン投票で決まり、春のグランプリとも呼ばれます。
スプリンターズステークス
中山芝1200mで行われる、3歳以上の馬が出走できるG1レースです。
秋華賞
京都芝2000mで行われる、3歳牝馬のG1レースです。牝馬三冠の最終レースで、桜花賞、オークスとこのレースを制した馬は三冠牝馬と呼ばれます。
菊花賞
京都芝3000mで行われる、3歳の牡馬と牝馬が出走できるレースです。クラシック三冠の最終レースで、皐月賞、日本ダービーとこのレースを制した馬を三冠馬と呼びます。
天皇賞(秋)
東京芝2000mで行われる、3歳以上の馬が出走できるG1レースです。春の天皇賞と並びこちらも長い歴史を誇るレースです。
エリザベス女王杯
京都芝2200mで行われる、3歳以上の牝馬のG1レースです。かつては3歳牝馬三冠競走の最終競走でした。
マイルチャンピオンシップ
京都芝1600mで行われる、3歳以上の馬が出走できるG1レースです。
ジャパンカップ
東京芝2400mで行われる、3歳以上の馬が出走できるG1レースです。日本初の国際招待競走で海外からも強豪馬がやって来ます。
チャンピオンズカップ
中京ダート1800mで行われる、3歳以上の馬が出走できるG1レースです。かつてはジャパンカップダートという名称で、違う施行条件で行われてきました。
阪神ジュベナイルフィリーズ
阪神芝1600mで行われる、2歳牝馬のG1レースです。
朝日杯フューチュリティステークス
阪神芝1600mで行われる、2歳の牡馬と牝馬が出走できるG1レースです。かつては中山競馬場で行われていました。
有馬記念
中山芝2500mで行われる、3歳以上の馬が出走できるG1レースです。宝塚記念同様に賞金順とファン投票で出走馬が決まるグランプリレースで、世界一馬券が売れるレースとも言われるほど注目度の高いレースです。
ホープフルステークス
中山芝2000mで行われる、2歳の牡馬と牝馬が出走できるG1レースです。
東京大賞典
大井ダート2000mで行われる、3歳以上の馬が出走できるG1レースです。大井は地方の競馬場であり、地方競馬で世界的格付けのG1レースはこのレースだけです。
まとめ
今回はG1 競馬についてその特徴と各レースの種類を解説しました。芝とダート、距離、性別など様々であることがわかりますね。競馬の最高峰のレースを今後も注目していきましょう!