二つ以上の動力源を持ち、燃費性能に優れるハイブリッド車。中には「買ってはいけない」とされるハイブリッド車もあるようです。
今回は買ってはいけないハイブリッド車、お勧めのハイブリッド車について紹介します。
ハイブリッド車の寿命は?
エンジンとモーターの動力を併用して効率の良い走行ができるハイブリッド車。その寿命は約10年、10万キロから20年、20万キロ程と言われており、ガソリン車よりもエンジンにかける負担が少ないことから、ガソリン車よりも長持ちすると言われています。
しかしこれはしっかりとメンテナンスを行った場合の話。メンテナンスを怠っていると、ガソリン車よりも早くガタが来てしまうケースもあるようですね。
買ってはいけないハイブリッド車とは
ここからはハイブリッド車 の中でも買ってはいけないとされるもの、購入に際し注意点があるハイブリッド車を紹介します。どの車種も、メリットがありながら無視できないデメリットも併せ持つのですね。
トヨタ・ハリアー
最初に紹介するのは、トヨタのハリアー。高級車顔負けの車内空間と高い加速性による快適な走りが楽しめる大人気の車種です。それだけに、生産台数と需要のバランスが取れておらず、納期が安定しないというデメリットがあります。正確な納期が分からず、いつ手元に来るか分からない点が「買ってはいけない」と言われる理由なのですね。
一時は納期が一年を超すこともあった模様。ただ、それだけ人気があるという証でもあり、手に入ってしまえばとても良いハイブリッド車です。最近では納期も5ヶ月ほどとなることが多いようですね。少し落ち着いてきたのでしょうか。
ホンダ・フィット
続いて紹介するのは、ホンダのフィット。2022年に新型が発売された車種になります。「フィット」の名の通り、どんな人にもフィットする運転のしやすい車です。
一方で、燃費の面でハイブリッド車の中でも少し遅れをとっており、ロードノイズがやや響きやすいという評価も。ハイブリッド車のメリットを少し感じづらいハイブリッド車ということになりますね。
マツダ・マツダ3
続いて紹介するのは、マツダのマツダ3。加速がよくてコーナリングも良好、何よりも滑らかで高級感があるデザインが好評の、まさしく「走るのが楽しくなる車」なんですね。
しかしマツダ3も燃費、ロードノイズの面で弱みを持っています。また、後方視界が非常に悪いという欠点も。360度カメラなどで対応する必要があるのですね。欠点も理解した上で、デザインに惚れた人に購入を推奨する車種です。
スバル・フォレスター
最後に紹介するのは、スバルのフォレスター。車両本体のコストパフォーマンスが良好で、スバルブランドに信頼を置く人にお勧めの車種です。
しかしエンジン稼働が優位になりやすいという特徴から、燃費面でハイブリッド車としての恩恵を受けにくいという欠点があります。エンジンからモーター稼働に切り替わる時に「ガクンッ」と軽い衝撃があり、それが気になるという声もありましたよ。
ハイブリッド車でお勧めの車種は?
反対に、お勧めのハイブリッド車としてはトヨタのプリウスが挙げられます。1997年に世界初となる量産型ハイブリッドカーとして誕生した車で、加速性能と静粛性を両立させた名車ですよ。
マツダのCX-60 XD-ハイブリッドも高い省燃費性、力強い加速に定評がありお勧め。三菱のアウトランダーPHEVはダートや雪道での走行性能に強みを持ち、そういった場面での走行を想定するのであればお勧めですよ。
トヨタ プリウス | トヨタ自動車WEBサイト (toyota.jp)
最後に
今回は買ってはいけないハイブリッド車とお勧めのハイブリッド車について紹介しました。
勿論、今回「買ってはいけない」の項で紹介したハイブリッド車も、それぞれが強みも持つ人気の車種です。欠点を知らないで購入するのは避けたほうがいいですが、メリットとデメリットを両方理解した上で購入するのであれば問題はありませんよ。