ペットとしてトップクラスの人気を誇る猫。飼ってはいけない猫ランキングもあるように、飼育の際には「やってはいけない飼い方」もあります。そこで今回はやってはいけない猫の飼い方や、猫が飼い主に慣れてきた証拠を紹介します。
やってはいけない猫の飼い方は?
よかれと思ってしたことでも、知識が間違っていると愛しの愛猫を苦しめてしまう可能性があります。やってはいけない 猫の飼い方はしっかり学んでおきましょう。
食事のあげすぎ
猫が食事をしている様子ってとても愛らしいですよね。そのためついついご飯やお菓子をあげすぎてしまう人もいるかもしれません。しかし、猫にも一日に必要な摂取カロリーは決まっており、猫が欲しがるままに食べ物を与えると肥満になり、病気や怪我をするリスクを上げてしまいます。
また、量だけでなく食べさせる物自体にも注意が必要です。猫は腎臓が弱く、人用の料理は猫には塩分が多すぎる傾向にあります。玉ねぎ、チョコレート、ぶどうなどの食材も猫には毒ですよ。
外に出しちゃう
犬であれば外で頻繁に散歩させる必要がありますが、猫を外に出すメリットはあまりありません。猫は自分の縄張りから出たいと思うことはないため、最初から家で飼育していれば外に出たいとは思わないのですね。
外に出すとノミやダニの被害や感染症などの病気になるリスクがあります。もちろん交通事故なども怖いです。猫を飼育する際は外に出さないようにしましょう。
強引なお手入れ
猫の爪切り、ブラッシング、歯磨きなどは猫にとって必要なお手入れであり、飼い主の義務と呼ぶべき行為です。これらを怠ると爪が根元から折れてしまう、歯周病になってしまうなどのリスクがあります。愛猫の健康のためにちゃんと行うようにしましょう。
ところが困ったことに、猫はこういったお手入れを嫌がってしまうようなケースもあります。強引に行うと猫にとってストレスになってしまうので、抵抗された時には時間を改め、嫌がられないように工夫する必要がありますよ。
香りの強いものを部屋に置いてしまう
猫は嗅覚が鋭く、アロマや芳香剤は強いストレスになってしまいます。更にアロマに使われている精油は、猫にとっては毒。万が一舐めてしまうと中毒症状を引き起こし、最悪の場合は命を落としてしまいます。猫を飼う家ではこういった香りの強いものは置かないようにしましょう。
猫の意向を無視したスキンシップ
猫は構って欲しい時に無視されるとストレスを溜めて体調不良になります。しかし強引なスキンシップをされると、それもやはりストレスに繋がります。猫が望んだ時望んだタイミングで、丁度いい塩梅でスキンシップを取るようにしましょう。来客などの慣れていない人に触れ合わせるのも推奨されません。
猫のしつけをする時には大きな声を出したり叩いたりするのはNGです。いたずらを注意する時は、いたずらをしているその場で短い言葉で注意しましょう。
猫が飼い主に慣れた証拠は?
猫が飼い主に慣れたかどうかは、猫の態度を見て判断します。まず、猫がお腹を見せてくれる場合は手や足が宙に浮いており、すぐには逃げられない状態。要は警戒していない状態を示します。猫が自ら触れに来てくれたり、後ろをついてきたりするのも慣れたサインですよ。
見つめてきたり、ニャーと呼びかけてくるのは、猫が人間と積極的に交流したいと思っている証です。また、猫が人間を舐めてくるのも(物理的にですよ)信頼関係が芽生えている証拠になります。お尻を向けて座ってくる時は、猫にとってお尻は急所なので、これも猫が安心している証拠になります。
最後に
今回はやってはいけない猫の飼い方や猫が飼い主に慣れてきた証拠について紹介しました。飼い主とペット、より良い関係性を築くために知っておくべきことが沢山あります。飼育を始める前に勉強できることはしっかりしておきましょう。