ミモザを植えてはいけない理由とは?おすすめの育て方や魅力も紹介

近年人気が高くなっている植物「ミモザ」。ただ、流行っているからといって安易に植えるというのは避けた方がいいようなんです。

今回はミモザのおすすめの育て方などを調査しましたよ。

ミモザとは

ミモザとは植物の名前であり、ギンヨウアカシアやフサアカシアといった黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称なんです。小さくて黄色いふわふわの花がとても可愛らしく、甘い素敵な香りがすることなどもあって、近年人気が高まっていますよ。

イタリアでは3月8日の国際女性デー「女性の日」に男性から女性へ、日頃の感謝を込めて花を贈る習慣があり、この習慣は日本でも広まりつつあるようです。

【参考サイト】ミモザ(アカシア)とは?育て方・栽培方法 | LOVEGREEN(ラブグリーン)

ミモザを植えてはいけない理由は?

庭木として人気があるミモザですが、「ミモザを植えてはいけない」と主張する人もいるようです。ミモザを植えてはいけない理由はどこにあるのでしょうか。

繁殖力が強い

ミモザは繁殖力が強い植物です。良いことのように聞こえるかもしれませんが、少々強すぎる側面があり、種子が広範囲に広がりやすく一般の方には制御が難しいという一面があります。管理が行き届かなければ、ミモザの木が勝手に広がってしまい、他の植物の成長を妨げたり隣人などに迷惑をかけてしまう可能性があるのですね。

アレルギー反応を引き起こす可能性がある

ミモザの木はアレルギー反応を引き起こす要因となってしまいます。先の繁殖力の強さと相まって、考えなしに庭に植えてしまうと隣人のアレルギー反応を引き起こしてしまって大惨事に⋯⋯なんてこともあり得るのです。引き起こす反応は皮膚のかぶれや呼吸器系の反応など。庭に植える際にはなんとしても対応すべき点です。

病気や害虫のリスクがある

ミモザの木は一部の病気や害虫に弱く、それらで弱ったミモザは他の植物や庭全体にも悪影響を及ぼしうるのです。病気や害虫にやられたミモザを介して他の植物に病気や害虫を広げてしまう可能性があり、そういった事態を防ごうとするとミモザの手入れはかなり大変になってきますよ。

ミモザのおすすめの育て方は?

ではミモザはどのように育てれば良いのでしょうか。ここからはおすすめの育て方について紹介します。

日当たりのいい場所に植える

庭に植えると先の懸念点があるので「鉢やプランターで栽培すれば良いのでは?」と思う人もいるようですが、ミモザは成長すると10メートルほど伸びる場合もあるためやはり地植えが安心。日当たりのいい場所で、4月から9月にかけて植え付けるのがオススメです。

風通しの良いところを選びたい一方で、風が強く吹き付ける所は枝が折れる危険性があるのでNGです。周りの人や他の植物に迷惑をかけないように、しっかり管理できる場所に植えるのも大切ですよ。

根腐れを意識して水やりを

ミモザを育てる際には水はけの良い用土がオススメです。水やりは土の表面が乾いた際に沢山水を与えましょう。土が乾かないうちに水やりをすると根腐れの原因になってしまうので注意が必要です。

水やりの頻度は、夏は土が早く乾くので頻繁に、冬は土が乾きにくいので控えめに。季節による土の乾き方を意識して調整しましょう。

ミモザの魅力は?

明るい黄色で小さくふわふわ、とてもかわいいミモザの花。銀色がかった緑の葉とのコントラストも美しく、また常緑性で花がない季節でも日々に色を添えてくれるのも嬉しいですよね。ドライフラワーとしても楽しむことができ、懸念点こそあるものの育てる事自体は割と簡単なのもミモザの魅力です。

愛の告白の際に用いられるお花としても有名で、「太陽」や「黄金」、「愛」の象徴であるミモザ。皆さんも是非一度、ミモザを育ててみませんか?

最後に

今回はミモザを植えてはいけない理由やおすすめの育て方、魅力について紹介しました。マンションなどで、鉢に植えてミモザを育てることも可能ではあるようです。ただ、その場合は1mの高さまで成長するように育てるのがよく、庭で育てるものとはまた違った印象になるかもしれませんね。